最初に私が挙げたお見合い相手の条件は
「大卒・大手企業勤務・年収が私より高いこと」でした。
これはおそらく多くの女性が最初に出す条件じゃないかと思います。
言うなれば『私よりすべて上』みたいな感じでしょうか。
実はこれって「人としての条件がない」のです。
でも当時はまったく気がついていませんでした。
結婚相談所に入って1ヶ月、なかなか「おつきあい」に進まなくて焦りを感じていた頃に
「大卒・大手企業勤務・年収が私より高い」男性とお見合いすることになりました。
気になったのはお写真。仏頂面で、強面というより不機嫌そうな顔だったのです。
お見合い写真は「すました真面目な顔」か「笑顔」が一般的なのに・・・。
この経験から、自撮りやスナップ写真ではなくプロにお願いすることをオススメします。

その男性とお見合いがスタートして10分。初めて「早く帰りたい」と思いました。
写真への不安は的中し、これまで仕事上でも会ったことがないような
不機嫌が服を着ているような人だったのです。
なんとか笑顔で話をふっても、すぐに叩き返される感じ。
まるで会話のバレーボール。何度も回転レシーブさせられました。
とはいえ、元々私はかなり気が強いタイプ。
段々腹が立ってきて「これはお見合いではなくプロファイリングデータの取得だ!」
と思うことにしました。
意外にも既婚の妹さんがいるとのことで、お見合いをどう言っているのか聞いたら
「お兄ちゃんが結婚できるわけないでしょ」って言ってるとのこと。
身内からもそんなこと言われてるなんて・・・・。
結局お見合いは1時間で終了(通常は2時間くらい)。
あまりに早く終わったので近くのカフェに移動し、初めての反省会を行ったのでした。

お見合いはものすごく不愉快だったし
この人ほど衝撃的なお見合い相手はいなかったのですが
自分が結婚相手になにを求めているのか結論が出た上に
そもそも結婚相談所に対する自分の誤った認識に気がつくことができました。
今となっては本当に感謝したいお相手です。ありがとう!!
それにしても『男は度胸、女は愛嬌』って言いますが、私は逆だと思いますね。
愛嬌のない男がモテた時代は、昭和で終わったんじゃないでしょうか。
そして『女は度胸』。私の好きな言葉です。