このことわざ、かなり自虐的ですが本当にそうだなーと。
私と夫は、見事なまでに性格も得意分野も違っています。
料理以外の家事が苦手な私と、料理以外の家事が得意な夫。
対外交渉が得意な私と、対外交渉がイマイチな夫。
何事もテキトーで楽観的な私と
何事もキッチリ先を考えて慎重に行動する夫。
おかげでお互いに補い合える関係です(夫の方が負担が多いけど)。
「いいなー、何でもやってくれる旦那様で」
と新婚当時よく言われたのですが
私という『割れ鍋』に合うだけで、他の『割れ鍋』には合わない。
つまりどんな人にも相性のいい相手はいる、と思っています。

20代前半に付き合った男性の話。
その人は「俺は結婚しない。束縛されるのが嫌だから。」と
口癖のようにいつも言っていました。
考えてみるとかなり失礼なヤツだったのですが
私もまだ若かったので、別に気にしていませんでした。
ところがある日突然、別れを切り出されたんです。
理由は、合コンで出会った女の子を妊娠させたから結婚するって。
そりゃもうびっくりしましたよ!
だって「結婚しない」ってあれだけ散々言っていたのに
(妊娠させたとはいえ)その子とは結婚するって決めたんですから。
その時に悟ったんです。
どんな人間も相手次第では結婚するものなんだなって。
相手が私だったから結婚する気がなかっただけなんだな、と。
(だから浮気されたとか、そういうことでのショックはありませんでした。)

その後結婚する時に夫が
「misaeだから結婚する気になった」
と言ってくれました。
20代で悟ったことは、たぶん正解なんだと思います。
これをたまたま読んだ皆さま、ぜひ「割れ鍋に綴じ蓋」を目指しましょう!