私が相談所にいたのは、正味6ヶ月。
お見合い相手は夫を入れて9人位でした。
もう16年も前のことなので、段々記憶が薄れていますが
衝撃的だったお相手は未だに鮮明に覚えています。
さすがにもう時効だと思うので、プライバシーを隠しつつ
当時のことを書いてみます。
入会してすぐにお見合いしたお相手は、研究職のAさん(35歳)でした。
私と年齢が近くて、趣味は映画鑑賞、笑顔の写真は一般的な研究系の男性
という感じだったのですが・・・・
待ち合わせ場所でお会いした時、思わず足下に目が。
スーツのズボンの長さが短くて、年齢より老けたオジサンという感じ。
そう!チャーリー・チャップリンみたいだったんです。
やはりお見合いの場には、体型に合った最新のスーツの方が
無難じゃないかと思います。
とりあえず気を取り直して、お見合いの席につきました。
一通り自己紹介をしてからは、お相手に話を合わせることにしたのですが
お互いの休日の話を始めた途端、彼のアツイ「映画評論」がスタート!
実は私、映画をほとんど観ないんです。
特に重いテーマの映画は、気持ちが滅入ってしまうので苦手。
ところがAさんは、そういう映画が大好き!
それについて論じるのも大好き!という方でした。
お見合いの席では、一方的に話すのはNG。
いや、普通の席でも自分の話ばかりするのは嫌がられますよね。
まして私が苦手な重い映画の話題・・・・
その時は確か『シンドラーのリスト』の話を永遠としていました。
心の中で「Aさんが同じ趣味の方に出会えますように!」と
手を合わせて聞いていたのでした。長かったな・・・・