楽しい独身時代が長かった私にとって「結婚」は怖いものでした。
既婚者から聞く話は、パートナーの悪口、家事や育児の大変さ。
早くに結婚した友人の中には離婚する人も何人か出てきて
結婚することで本当にしあわせになれるのか、とても不安でした。
でも15年間結婚生活を続けた今、当時の自分に言えることは
結婚は怖くない!
ということです。学生生活を卒業して社会に出た時
ワクワクするけれどちょっと怖い気持ちになりませんでしたか?
知らない未来は不安や恐怖心がつきもの。
しかも先輩たちからは愚痴ばかり聞いている。
恐怖心が起こるのも無理はなかった気がします。
日本では「夫婦の3組に1組が離婚している」と言われますが
調べてみると、実際にはそんなに多くありませんでした。
例えば令和元年に結婚した夫婦59万組、離婚した夫婦20万組で考えると
20万組÷59万組で「夫婦の3組に1組が離婚している」ことになります。
でも「離婚した夫婦」は必ずしも「令和元年に結婚した夫婦」ではありません。
つまり分母を「その年に結婚した夫婦」にはできないことがわかります。
そもそも離婚率の出し方は「人口1,000人あたりの離婚件数」なので
結婚している夫婦に対するパーセンテージ(百分率)ではないそうです。
最初に言い出した人は、統計の出し方を知らなかったのかもしれませんね。
そして結婚後に気がついたことがあります。
夫婦円満な人たちは、そのことを周りに話すことはないし
ましてSNS等で発信することもないのです。
パートナーの愚痴は話しても、しあわせなことは話さない。
だから結婚生活が破綻した人たちやパートナーの愚痴話ばかり
独身の人たちは目にすることになるのです。
実際には不幸な話の数百倍、しあわせな結婚生活を送っている人がいますよ。
独身時代のように自分のためだけに生きてしまうと
パートナーに小さな不満をたくさん積み重ねさせてしまいます。
逆に我慢に我慢を重ねて自分を大切にしない人も
最後に爆発して離婚に至ってしまうのではないでしょうか。
結婚は怖いものではありません。
自分も相手も大切にする覚悟さえあれば大丈夫。
まずは「はじめの一歩」を踏み出してみませんか?